子どもの幼稚園・保育所はいつから? 親世代にはなかった新しい預け先とは?

2019-12-08

 出産後に働きに出る人にとって子どもをいつから預けられるかは、どこに預けるのかと同じくらい重大なテーマだ。それぞれの施設の受け入れ年齢がどう決まっているのか。確認してみよう。

子どもを継続的に預けられる施設と受け入れ年齢。

 子どもを継続的に預けられる施設はいくつかある。昔からある幼稚園と保育所。認定こども園は2006年に誕生している。両親が子どもの時代にはなかったものだ。ほかにも認可外保育施設がある。

 これらの施設が子どもが何歳から預かってくれるのかをまとめてみよう。

幼稚園満3歳~就学前
保育所(認可保育所)0歳~就学前
地域型保育事業0歳~2歳
認定こども園0歳~就学前
認可外保育施設0歳~

 こうしてみると幼稚園以外はどこも0歳から預かってもらえるように見えるが、これは0歳からでも受け入れ可能な施設がある、という意味だ。実際はそれぞれ個別の施設によって受け入れ年齢が設定されていて、たとえば保育所でも受け入れは1歳以上からというところもある。

 それぞれの施設の特徴を詳しくみてみよう。

幼稚園

 幼稚園は満3歳から預けることができる。よくある誤解が「入園は満3歳になってから最初の4月(年度初め)に全員そろってする」というものだ。制度上は満3歳になった翌月から幼稚園に預けられる。たとえば5月生まれの子であれば満3歳の6月にはすでに入園する資格を持っていることになる。この時、学年でいうとひとつ上の子たちと年少児クラスに入り、翌年度はもう一度年少児を、今度は同じ学年の子たちと過ごすことになる。卒園までのクラスは年少(10ヵ月+12ヵ月)、年中(12ヵ月)、年長(12ヵ月)となる。

 最近は幼稚園でも2歳から預かりを始めているところもある。ただし、週に何回か数時間程度といったところが多いようだ。継続的に預けられるのは満3歳以上が幼稚園だ。

保育所(認可保育所)

 保育所は0歳から預けることができる。ただしすべての保育所が0歳児を受け入れているわけではないので注意が必要だ。また、0歳といっても産休明け(およそ生後2ヵ月)から受け入れるところもあれば、生後4か月~、5ヵ月~、6ヵ月~に設定しているところもある。

厚生労働省:保育関係

地域型保育事業

 すべての地域型保育事業は0歳から預けることができる。受け入れ開始月齢は保育所同様に各施設への確認が必要だ。地域型保育事業では預けられるのが2歳までと決まっていて3歳からは各施設の連携施設が受け入れ先となる。

 地域型保育事業は2015年にスタートした新たな制度で、待機児童のなかでも特にその数が多い0歳~2歳児の受け入れ施設としての役割を担っている。地域型保育事業は4つに大別される。保育者の居宅などで少人数を預かる「家庭的保育事業」。定員6~19人の比較的小規模な「小規模保育事業」。企業が主体となって設置する「事業所内保育事業」。 保護者・子どもの自宅を保育者が訪問し、保育を実施する「居宅訪問型保育事業」だ。

内閣府:地域型保育事業

認定こども園

 認定こども園(以下:こども園)は0歳から預けることができる。保育所同様、すべてのこども園が0歳児を受け入れていているとは限らず、受け入れ月齢もこども園によって違う。

 こども園は親の時代にはなかったものなので、こども園がそもそもどんなところなのか、知っておいたほうがいいだろう。こども園とは幼稚園と保育所の両方の良さを併せ持つ施設だ。

 当初からこども園としてあるもののほか、幼稚園に保育所的な機能を持たせたものや、反対に保育所に幼稚園的な機能を持たせたものなどがある。そのためこども園であっても名前は「〇×幼稚園」「△◇保育園」となっている施設もある。「いつから預けられるか」という点で、たとえば名前が「〇×幼稚園」であってもこども園であれば幼稚園と違い0歳から預けることができる。

内閣府:認定こども園概要

認可外保育施設

 認可外保育施設は施設の独自性をはっきりと打ち出せる点が特徴だ。受け入れ年齢も0歳からのところもあるが、そうでない施設もある。実態としては保育所よりも児童にしめる低年齢の割合が高く、もっとも早い段階から預けることが可能な施設になっている。